地域とのつながりはより重要に!!二極化が進む現場で介護職に求められること

二極化がすすむ介護現場

現在は本人がよりよく生きる姿を素朴に追求しながら介護の発想やあり方を地域とともに一歩一歩変革している現場と、旧い介護から脱却できないまま、むしろ閉鎖や管理を強めてしまっている現場との二極化が進んでいます。これは、要介護者本人や家族、地域の人たち、そして、社会全体の介護への信頼を大きくゆるがしてしまっているのです。そのため、まずは何が大切なのかをみつめ、介護にかかわる立場の人たちが、一歩でも、半歩でもいいので自分の立場で変革に取り組むことが大切でしょう。

本人の声を原点に考える

もっとも重要なことは介護される本人を抜きに何事も進めないという点です。介護する側が勝手に決めつけて動くのではなく、本人の声を聴き、共に考えながらよりよいひとときを一緒に創るという発想が不可欠になります。本人の声を聴くのは介護の原点といえるでしょう。言葉がはなせない人、認知症で思いを明確に伝えられない人こそ、内面をあらわせるようにかかわり、表情と全身のサインも含めて本人の声をきき、苦しみや希望をとらえることが介護職の重要な役割となります。その職員の存在が本人を勇気づけ前向きに生きようとする力を引き出してくれますよ。

ともに地域をつくるものとして

各地での地道な実践が積み上げられ、本人が自らの声を大切にされながら、自らの力をだしていきいきと生活をする姿が現実のものとなってきています。注目したいのは、それを目の当たりにして、要介護者の家族や地域の人たちの意識や行動がかわりはじめているということです。老いや認知症のマイナスイメージを払拭し、生きて希望や人とのかかわりの大切さ、楽しさに気づき、本人や介護職と良いひとときを一緒に創ろうという地域の人たちが増えています。もはや介護は内にこもって仕事をする時代ではなく、本人や地域の人たちと一緒にいろいろなことを体験する機会をつくり、苦楽を分かち合いながら暮らしやすい町をともにつくり出すことができるでしょう。

介護の現場は、「きつい」・「汚い」・「低収入」として有名です。介護の求人として求めることは、そいうったことに納得し、人の為という気持ちを強く持っている人を待っています。